関東・9月の管理
九月の声を聞きますが今年はまだまだ夏が続きます。暑さ寒さも彼岸までといいますが、そうなって欲しいのが本音です。
畑の君子蘭は九月十日であるものは成長開始しました。アケボノ系が成長開始、本アケボノとは違いますが綺麗です。 次のは後明かり系、春の成長期は分かりませんが秋口になると斑入りが出てくるタイプ、本種は裏緑の後明かりです。 彼岸花で日本中見られる、マンジュシャゲの仲間です、九月十日撮影です、下垂性の原種君子蘭が十月から十二月にかけて咲きますが、リコリスのような鮮やかな色彩があればきっと人気が出ますよ。 1.置き場所 八月に準じる。まだ日差しが強いので遮光が必要です。午後の直射日光は厳禁です。午前中に二三時間日光が当たる程度の、明るい日陰を最良とします。外で作っている、畑の君子蘭は最高に元気、彼岸後に秋の成長開始します。 2.水 彼岸までは夕方に与えるが、その後は午前中の晴れの日。彼岸後は朝晩の温度が下がるから、君子蘭には最高の温度です。 十五度から二十五度程度が一番すごし易いかな。ただし開花には温度が高すぎます。十度以下が千時間程度が必要です。 データにより七百時間とか言いますが。今年は異常な高温でしたから、毎日夕方に葉水を与えたが、彼岸後は次第に回数を減らしていき、一ヵ月後をめどに鉢の表面が乾いたら潅水に移行したいと思っています。 3.肥料 彼岸から成長します、葉二枚程度ですが成長しますから、作落ちしないように肥料を与えてください。 中国蘭に見られるように理由は分かりませんが、春の葉に比べて長く伸びるのが有ります、なぜでしょうか、水と肥料で調整してみてください。 当然一鉢づつ、植物の状態を見ながらの潅水になります。 4.繁殖 関東では彼岸後から十月中旬にかけて移植をします。株分け等しますが、期間が短いので多くは出来ません。 子株の鉢上げと違い大株の移植がメインとなります。 5.種子 自然では十二月に果実は色づきますが、いつまでも種子をつけておくと、親株が傷み、来年の開花に影響するから、できれば十一月には取ります。十二月下旬から急に温度が下がりますから、十一月中に種蒔きをすれば、年内に発芽します、一般の方は無加温栽培ですと発芽は来年の三月になります。今は一般家庭でも暖房がしっかりしており、工夫で年内発芽が普通の時代と思います。 6.病害虫 ナメクジと綿虫が君子蘭の害虫です、ナメクジはナメキーラで死滅します。綿虫はトクチオン、スプラサイドの千倍溶液で。 7.日光 今月は八月に準じて遮光が必要です、間違っても終日の直射日光は控えます。明るい日陰がベスト。
| 栽培ガイド・関東編2 | 2007.09.11 Tuesday | comments(0) | - |
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