1.9月の東北.北海道の管理

暑かった夏も去り秋雨の季節を迎えます。(月間日照時間が100時間〜160時間)。太平洋側は、秋雨前線の影響で日射量が少なくなり、気温もクンシランの成育に適した温度なります。
夏場に成育を休んでいた株も成育を開始します。
水やり、肥料やりをきちんと行い冬までにどれだけ元気に育てられるかで葉幅が決まってきます。

2.置き場

屋外:屋外での管理が中心になります。寒冷紗で40〜50%の遮光が必要です。新葉が伸び出すので、寒冷紗の隙間などから直射日光が当たらないか確認します。

室内(無加温):引き続き室内で管理する場合は日照不足や葉焼けに充分な注意が必要です。秋は日差しが思わぬところまで差し込みます。遮光用の不織布がずれていないか確認しましょう。

温室(無加温):まだまだ、日中の高温や日差しによる蒸れや葉焼けに注意が必要です。

温室(加温):クンシラン専用の温室での管理の場合は、日中と夜間の温度差があまり大きくならないように管理します。
洋ラン等と一緒の管理の場合は日中の温度はクンシランにとっては暑すぎる場合が有ります。置き場所を工夫して出来るだけ日中は涼しくなる様に管理します。

3.みずやり

鉢土の表面が乾いたら夕方たっぷり水やりを行います。このとき、葉の表面温度が高いようでしたら、葉水をかけると元気になります。
好天が続く場合は鉢土の乾燥状態を見極めて、乾きすぎないように注意します。
日中の気温が低下して用土の渇きが悪くなるようでしたら、夕方の水やりから、午前中の水やりに替えます。

4.施肥

休眠していた株も、新葉の成長が再開します。薄い液肥(ハイポネックス粉末の2,000倍液:規定の濃度より薄いほうが安全です)を2週間に1回与えます。
また、霧吹き(噴霧器)によるハイポネックス(2,000倍)の葉面散布は株の成育に非常に効果的です。
油かす等の置き肥はおよそ1月で肥料成分が無くなってしまいます。毎月新しい物に交換します。休眠開けで栄養不足にならないように!
肥料、水、光、温度が適していれば、クンシランの新葉は古い葉より幅が狭くなることはありません。新しい葉の葉幅が前の葉より狭くなった場合は、肥料、水、光、温度等のいずれかに問題があることを示しています。

5.病害虫

気温が低下するとともに病気が出始めます。
今月も予防として、トップジンMかマンネブダイセンMの1,000倍液を1回散布。カイガラムシの発生が見られることがあります。その場合は早めに防除しましょう。スプラサイド水和剤等を規定の濃度で散布するか、発生が少量の場合は、柔らかめの歯ブラシ等でこすり落として防除します。
軟腐病や、炭疽病等には、ナノシルバーコロイドが非常に有効です!君子蘭栽培ガイド4月の管理を参照願います!
雨が続くとナメクジが活動します。駆除剤を定期的にまいて新芽を食害されないように管理しましょう。

6.日光

室内管理では、レースのカーテン越しの光。
温室は40〜50%遮光。
ただし、葉焼けはUV(紫外線)が原因なので、UVカットフィルムを貼っている場合は、遮光率はもう少し低い方がクンシランの生育には良いです。

7.移植

適期を迎えます。子株が吹いたものは子株の葉が6枚以上になっていれば根も充分伸びています。移植時に割株して増やすことも可能です。子株の葉数が少ない場合は割らずにそのまま新しい用土に植え付けます。葉数が少ない子株を無理に割るより親株につけたままある程度大きくなるまで置いたほうが、その後の成育や親株の回復も早いです。


| 栽培ガイド・東北編2 | 2007.09.11 Tuesday | comments(0) | - |









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