はじめに
山陰の味覚。9月の味は、何といっても、20世紀梨です。他の梨に比べて、あのシャキシャキ感、あのミズミズシサ、あのさっぱりとした甘さ、そしてあのさわやかなグリーン色、梨の王様です。 しかし、今日日の果物=甘さの前では、旗色がすこし悪いようです。

レッドデータブックには載ってはないのですが、我家からそう遠くない限られた地区に自生しているヤブラン白花の写真です。
ヤブラン白花
左がヤブランで右がヤブラン白花です。真ん中が、シュウメイギクです。シュウメイギクは、ちいさなピンクの蕾をつけています。現在自生地では、ヤブラン白花を殆ど見ることが出来ないようです。この株は、20数年前に地元の山野草店から購入した物です。知人からヤブラン白花の斑入りを頂いて、現在育てていますが、これは、関東のものと聞いています。白花の仲間は、色々な地域に自生しているみたいです。


君子蘭の新しい楽しみ方見っけ!!
君子蘭の根
君子蘭の根は、白くて、太くてまるでウドンの様だと昔から言われています。しかし、よく見てください。根にもチャンとはっきりと斑が入っています。君子蘭をこよなく愛した中国人(葉脈さえも美に取り入れた)でさえも、根の鑑賞までは気づかなかったのかな?富貴蘭は、根の鑑賞もします。君子蘭も根の鑑賞をする様になるかも知れません。将来、君子蘭の栽培法が変化をしたらの話ですが。現在のような培養土栽培では、鑑賞できないことは明らかです。
でも楽しいじゃありませんか。葉と同じく根も変化を起こしている。
想像してみてください。仏光根、曙根、タイガー根等に変化した根たちを。


9月の山陰地方での君子蘭の管理

9月の山陰地方(日本海側)では、夏も終わりそろそろ秋を迎えます。いよいよ台風シーズンの到来です。台風が近づけば、台風情報に注意して、しっかりと台風に備えましょう。日差しも8月より少し弱まりますがまだまだ強いです。9月の日照時間は、160時間となります。温度は8月より涼しくなって、月平均気温は、22℃(最低気温18℃〜最高温度27℃)になります。休眠をしていた君子蘭も、そろそろ休眠から目覚めて成長をしはじめます。肥料切れ、水切れには、十分に注意しましょう。また、中国君子蘭は高温を好む傾向があります。よく成長をしています。涼しくなったといってもまだまだ残暑は残ります。水やりは、日中の蒸れ防止と葉水をかねて夕方行うようにします。

1.置き場

屋外:
屋外での管理が可能です。寒冷紗で70〜80%の遮光が必要です。50%の寒冷紗を二重にしてもかまいません。また、明るい日陰の軒下でも可能です。

室内:
室内で管理する場合、晴れた日中は日差しが強すぎて葉焼けを起こす可能性が有ります。日よけをかねた薄いレースのカーテンなどの対策が必要です。日中、日差しが入ると意外に気温が上がります。時々換気をしましょう。エアコンなどで温度がコントロールできればベストです。レースのカーテン越しの光が当たるような場所では、葉が光を求めて暴れます。1週間に1回は鉢回しを行い、均等に光が当たるようにして、葉が暴れない様に管理します。

温室(無加温):
無加温温室での管理は、葉焼け防止のため、70〜80%遮光の寒冷紗などで、遮光します。50%の寒冷紗の二重張りでもかまいません。また、よく晴れた日には、ハウス内の気温もかなり上昇します、換気扇をまわすか、窓を開けて十分換気を行い、温度を下げる様にしましょう。

温室(加温):
クンシラン専用の加温温室での管理も、無加温の温室と同じ扱いになります。

2.水やり

鉢土の表面が乾いたら、夕方にたっぷり水やりを行います。(夕方の水やり:5月上旬〜10月上旬の水やりは、夕方の方が、昼の高温で蒸せないので良い。また、葉水もかねる。)鉢土の乾燥状態を見極めて、乾きすぎないように注意しましょう。新葉の伸びてきている株、交配を行って種子が大きくなっている株には、特に水切れの無い様に注意しましょう。

3.施肥

化成肥料または、油粕(骨粉入り)の置き肥を与えます。特に成長している株には、水やりの代わりに2週間に1回ほど薄い液肥をあたえます。油粕の置き肥はおよそ1ヶ月で肥料成分が無くなってしまいます。毎月新しい物に交換します。また、種子を付けている株には、特にリン酸を多く与えてください。(採取するまで)

4.病害虫

狭い所で密集させて多量に栽培したり、通気、換気の悪い場所で栽培したり、または、鉢を直接土の上での栽培をしない限り、発生はあまり見られません。気休めですが、ナメクジは、見つけ次第、ピンセット等でつかみ処分します。また、カイガラムシは、使い古しの歯ブラシで擦り取るようにします。健康な君子蘭を作り、快適な環境で栽培すれば、病害虫は、あまり発生しません。しかし、病害虫の予防が気になる場合、また病害虫が発生した場合は、「東北・北海道の管理」に詳しく載っているので、参考にしてください。

5.日光

室内管理では、レースのカーテン越しの光。 野外、温室は70〜80%遮光。

6.株分け

大株も、今月下旬から株分け、植え替えが行えます。子株などは、植え替え、移植を行えば、生育はいいです。特に種子を付けている株の植え替え、株分けは最適(9月下旬―10月下旬)です。

7.種子の早取り

 種子を今年中に蒔くために、今月の中旬頃にベリーを切り取る。
ベリーを下側にして網袋または紙袋の中に入れ、1ヶ月ほど日陰で吊るしておく。 ベリーが赤くまたは黄色く熟し軟らかくなれば、皮を
むいて、種子を水洗いをして、10月下旬には、種子を蒔くことが出来ます。種まきをしないまでも、種子の保存をしておいて、来年にまくことも可能です。親株の種子による消耗を考えれば種子の早取りは、ベストだと思います。


| 栽培ガイド・山陰編2 | 2007.09.10 Monday | comments(0) | - |









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