猛烈な暑さの八月です。ほとんどの君子蘭は成長が止まります。と、言うことは株の充実期ですね。花芽分化し、二年後の開花となります。今までの栽培は夏に水切りし、ようやく生きている栽培でしたが、今年から切り替えました。

この暑さでは植物も水なしには生きられません。又、小型君子蘭や中国系の君子蘭は高温下でも成長する系統が現れました。

華照、雀蘭、國蘭、珍珠短叶、他の中国系は毎日夕方に葉水代わりに五分間だけ潅水します。見違える元気です。

そういえば、君津の宮崎さんは用土の工夫はあるようですが朝晩の潅水と温室の上をはがし、ダイオネットだけの栽培で最高の状態を演出していた。我が家の畑の君子蘭も同様で地べたに並べて、60パーセントの寒冷斜二枚をかけて有ります。ものすごい良好の状態です。

原産地では木の下や、藪の間に自生しています。地面は石ころのようですね。極めて排水の良いところに自生している。

ロバスタなんかは水中で成長するようなことを書いて有りました。かなり、水の好きな植物に見えますがいかがでしょうか。


異常気象はもはや疑いの無い事実です、水の中は季節感が無くなり、漁師は困っています。けっして黒潮の蛇行だけの変化では有りません。

蝉の北上、クマゼミが毎年のように北へ50キロも北上しているようです。植物も気候の変化に合わせて順化していきますが、あまりものスピードで気候が変化しては植物も、順化しきれないでしょう。君子蘭の栽培も今までの栽培にとらわれない栽培に変えなければいけないでしょう。

猛暑日〔三十五度以上〕が珍しくない今年です。君子蘭の悲鳴が聞こえてきます。より良い環境にしてください。葉水は忘れずに。


麻愈短叶
麻愈短叶 14センチ、20センチ以下
中国系で高温下で成長する、多めの潅水が良い。


黄葉國蘭
黄葉國蘭 三株


1.置き場所

年間で一番暑い時期です、遮光はダイオネットの90パーセントにします。なるべく通風の良い場所に置く。日光は午前中に3時間も当たれば十分です、午後からは明るい日陰になるようにする。西日は良くありません。

2.水

乾いたら与えるでなく、毎日夕方に葉水をやります。原産地では夜霧の立ち込める場所が最良とされています。

丁度、サンフランシスコのようですね。夕方になると海から大粒の霧が見る見るうちに地表を覆い、涼しくなります、夏でも17度ですから、君子蘭には最適の気候ですね、湿度も最高。

3.肥料

充実期は与えません、窒素肥料は不要、リン、カリ主体の液肥を月に二回程度与えます。交配して種子が大きくなっていますから、作落ちは免れませんので、まめに液肥を与えてください。植物にとっては種子はお産に近いほど養分を消費します。12月の完熟まで待たずに花茎ごと九月下旬に取れば、植物の痛みは減りますから、翌年の開花にはよいことです。種子は10月下旬には蒔けるので、年内には発芽します。

4.繁殖

行いません。

5.病害虫

八月は綿虫が出ますから消毒します。トクチオンとスプラサイドの1000倍を一回でやります、結果500倍かな。

ナンプ病が出ます、リゾレックスの殺菌剤で予防します。

「白絹病」もっとも恐ろしい病気です、しいたけのように菌で繁殖します。出る前の予防が最善ですから、リゾレックスでも発生したら、高価ですがナノ銀でやれば一発で直ります。蒸留水で薄めます、詳しくは三橋まで連絡してください、対処します。

6.日光

君子蘭には真夏の日光はきついです。七月、八月ともに90パーセントのダイオネットをお勧めします。

7.移植

行いません。


| 栽培ガイド・関東編2 | 2007.08.24 Friday | comments(0) | - |









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